元外資系コンサルタントが語る良い評価を取るためのポイント5つ

f:id:gorogorosince:20160228151424j:plain

 

良い評価をコンスタントに取るにはどうすれば良いかを考えてみました、、、

 

目次

 

良い評価を得るためには、問題に気づける様になることが大切

 

問題に気づけるか、そしてそれに取り組むことができるか、それがまずは一つ目に良い評価を取るために大切になることだと感じます。

 

仕事とは、誰かにとっての問題を解決してあげることであり、お客様の問題を解決してあげることによって、お客様からの評価に繋がります。

 

上司にとっての問題を解決してあげること、それも上司からの評価としては良くなります。

 

もちろんお客様の問題を解決する事、そこに最大のエネルギーを注ぐべきだと個人的には考えていますが、単に良い評価を取りたいだけであげれば上司の抱えている問題を解決してあげて、それで評価されるというのが早いのかもしれません。

 

問題を解決するには、まずその問題に気付くことが大切です。問題に気づくためには、二つ大切な要素があるのではないかと考えています。

 

一つ目は取り組むプロジェクトにおける当事者意識です。当事者意識がなく、プロジェクトを他人ごとだと考えていればアンテナも高くならず、また問題を見つけようという意識も少なくなるので、他の人にはそれが問題だと思っていても、そこを問題だと感じなくなったりもします。

 

二つ目は、プロジェクト経験です。色々なプロジェクトを経験してきており、他のプロジェクトではここは改善しなければいけないよねと咎めて、対処してきたにも関わらず今回はそうったことをしていない。

 

そのような他と比較して、足りていないな、問題だなと感じることができればその問題に気づくことができます。

 

 

上司のやり方、仕事の仕方、姿勢などに合わせるのも大切

 

ただ単に良い評価を取るというのは、それだけで考えるとただ単に成果を出せばよいとはまた違った観点が必要になります。

 

上司も人間なので、自分と価値観が一緒だったり、仕事の仕方が似ている人を好みます。

 

最近経験したプロジェクトで、明らかに上司と大切にしている価値観が違ったり、働き方に対する理想が違ったりすることがありました。

 

上司が中々部下を変えることができないように、部下も上司を変えることはできません。

 

そもそもお互いに異なっている人間なので、人を変えるなんてことはそうそうできません。

 

どうしても評価が欲しいのであれば、それはその上司のやり方に合わせるであったり、その上司が気持ちよくなるにはどうすれば良いかということを徹底的に考え抜き、実行していくことも大切になるでしょう。

 

外資系投資銀行や、外資系の会社では上司が部下の評価のほぼ全てを握ることも多々あり、上司のやり方に合わせられるか、上司が好む成果を出せるかが昇進やボーナスに一番影響するという話を聞きました。

 

良い評価を取るために、上司のやり方好む物に合わせる、そういったことが苦も無くできる人は、そういったやり方が評価を上げるのに適していると思います。 

 

自分の仕事のスピードを上げて、対応できる量を増やす

 

仕事の成果=時間あたりの成果(生産性)×かけた時間であり、かけた時間というのは一日24時間と制限されていますが、時間あたりの成果は人によって如何様にも変えることができます。

 

自分の仕事のスピードを極限まで上げ、どんなことでも他の人の3-5倍で対応できるようになれば、同じ時間内で他の人よりできることが多くなります。

 

上司の要求やお客様の要望は、次から次へと出てきますし、より多くの問題を解決しくれる人を好みます。

 

かける時間を増やし続けるというにはいつかは終わりが来る努力であり、そうではなく自分の仕事のスピードを上げ、時間内で対応できる量を増やすということで、他の人よりも圧倒的に要望に対応できるようになると思います。

 

得意分野に持ち込んで勝負する。相手が無理だろうなと思っている量をしょい込んでそれを完了させる

 

お客様や上司が苦手、あまり得意でない分野を自分の得意分野に持ち込んで解決することで、お客様や上司にとってのインパクトが大きくなります。

 

お客様や上司には到底できないことでも、自分にとってはそれが得意でそれをやることは苦でない。苦でないので、時間をかけても辛くないですし、得意で成果も出るのでより工夫するようになり成果が出る。

 

そういった分野に持ち込むことが、継続的にかつインパクトも高く良い評価を得る手段なのではないかと思います。

 

これは聞いた話ですが、ある会社でシステムがあまり得意でない中、システム系のコンサルタントになった人がいて、システムが得意でないので中々最初は成果が出せなかった人がいました。

 

ただしその人は帰国子女であり、他のシステムコンサルタントの先輩ができない、苦手としている英語が得意でした。

 

そこでその人は得意な英語を生かして、海外案件や海外のベンダーやクライアントとの取りまとめを積極的に行う様にしました。

 

その結果、最終的にその人は若手にも関わらずそのチームのグローバル担当になったとのことでした。

 

他の人にとっては苦手なことでも、自分にとっては得意なことであるかもしれません。上手くその分野に持ち込むことができれば、あまり苦労せず成果を上げることができるのではないかと思います。

 

もう一つは、仕事を振る人が無理だろう、やり遂げるのは無理だろうと思うようなことを、やりますといってしょい込み、そしてそれを完了させるとう方法です。

 

この人にはまだできないな、やるのは難しいなということでも、自分の中に120%でやればできる、考えて時間を使って工夫をすればできるということであれば積極的にやりますといって受けて、あとは受けてからどうすればいいかを考え、周りのサポートも得ながらやり遂げるということが、良い評価をもらう上での一つの勝ちパターンであると気づきました。

 

120%出せばできるのであれば、それは無理ではなく、少し頑張ればできる範囲です。人間やりますといってしまうと、なんとしてもそれをやり遂げようとしますし、周りも難しいことをやっているのだから仕方ないとサポートをしてくれるようになります。

 

自分も良い評価をもらえた時は、この仕事はこの時間では終わらないだろうな、この年次ではここまで考えてないだろうなということを、やりますといっていって引き受け、あとは必死で頑張ってやり遂げるということをしていました。

 

これは自分より一つ役職の多い人の仕事をするという面でも似ていて、例えば自分がアソシエイトだとして、自分よりも役職の高いSAやマネージャーの仕事をすることができればそれは、絶対にその人の職階と比べれば良い評価がつきます。

 

一つ上の職階のことは中々担当するのは難しいことであれ、それをやりますといって引き受け、やり遂げるそれをすることができればコンスタントに良い評価を取ることができるのではないかと思います。

 

ここまで良い評価を取るにはということで書いてきましたが、良い評価を取ることにとらわれ過ぎるのはダメだと思います。

 

評価は最終的には上司の主観も大きく影響するものであり、その時の運や上司の力量や相性にも影響されます。

 

良い評価を取るために上司に合わせる、おもねる様になり、その結果クライアントの問題解決ができないということが起きるのは本末転倒です。

 

上で上げた様なやり方はあくまで参考情報的な意味合いで知っておいて要所要所でそれを意識するというやり方が好ましいような気がします。

 

 

 

ご意見、ご質問は ninten64.2005@gmail.com までお気軽にお寄せください。すぐにお返事します。